「ええっ!」

「だって僕、キミを押し倒してるわけだしね」


「え、ちょ……そういうことは……」


「うん。だからさ


キスだけさせて……」


ええ!


そうやって声を出そうと思ったら


「んん……っ」

すぐに彼の口付けが降ってきた。


「んぅ……。」


甘い、甘い口付けと


「未玖」


甘い、甘い声。


そのキスと声は私をぐずぐずに酔わせてく。


「潤く……っん、すき」


「うん、」


「潤くんは……っ」


慣れない呼吸で必死に聞けば

彼はにこっと笑って答えた。


「好きだよ」