やがてドアが開き、観覧車から出ると


有川くんは何も言わずに私と手を繋いだ。


ドキ、ドキ、ドキ。


心臓のバクバクは止まらない。


夕日がキレイに光っているのに


そっちなんか全然目に入らなくて


目の前にいる有川くんがすごく輝いて見えた。