いつも見せない顔。 それがあの子に対してではなくて、 私に対しての顔だったからすごく嬉しい。 「なあ。」 「え、何っ……?」 「まだ3カ月経ってねぇだろ 側にいろよ……」 真剣な顔。 まっすぐな瞳で見つめられると ドキンー! なんだか胸が大きく音を立ててしまう。 ドキ、ドキ、ドキ。 あれ、おかしいな ドキドキが止まらないや。 リズムよく音を立てる心臓は 今の私にはとても温かかった。