気は強そうだし、可愛げねぇし。

コイツとだけは気が合わなさそうだ。


はぁーあ。

なんでよりによってこういうタイプに声かけちまうのかな。


まぁ、俺が悪いんだけどさ。


せめて未玖みたいな可愛い女子だったら……。


はあっとため息をつき、

俺を睨みつける彼女を見るとさらに肩が落ちた。


未玖にフラれ、コイツと一緒にいることになり……。


とことんついてない今日の俺は


天使のような彼女から


気の強い女が彼女(仮)になってしまったのだった。