弁解しようとしても有川くんはそれの一点張り。


きっと友達がいる有川くんには分からない。


こうやって相手から来てくれる嬉しさが。


あまりいい雰囲気ではないまま、家につくと

有川くんはじゃあと言ってすぐに帰ってしまった。


「あ、ありがとう……!」


そう言っても彼は振り返らない。


御堂くんの話……そんなに悪かったかな……。



次の日ー。


朝学校に行くとさっそく御堂くんが話しかけて来た。


「未玖ちゃん~昨日のさテレビみた?」


おしゃべりな御堂くん。