助けてくれた時、嬉しくて安心して 力が抜けた。 「うう……震え止まんない……」 ずっと閉じ込めていた言葉は 誰かが来てくれて初めて解放される。 「大丈夫だから」 一人で大丈夫だなんて 自分を強くするために言い聞かせていた 単なる言葉に過ぎなかった―。