『そんな中途半端なことして

賢人のことも私のことも傷つけてるって分からないの?


私はあんなみたいなヤツと話もしたくないから。

おはようとか言って来ないで!』


怒りながらそう言って先に歩いてしまった莉乃ちゃん。


また私、人のこと……傷付けたんだ。


莉乃ちゃんともただ仲良くしたかっただけなのに……


どうしてこうなっちゃうのかな。



昼休みー。


いつも賢ちゃんとご飯を食べていた私は

友達がいないからお昼も一人。


だけど今日は有川くんに

朝のことを相談したくって、彼がいる非常階段までやってきた。