遥斗に謝らせてばっか。


私はほんとにダメだな。


そう思ったらいい感じに保健室の先生が出ていった。



シーンっと静まり返る2人。


「あ、遥斗!!」

先に声を出したのは私だった。

「…ご、ごめんなさい!本当はずっと前から男として見てたのにごめんなさい!でも、ふぇっ…これ以上っ…仲悪くなりたくないよぉ…」


泣きながら言う私。


ああ。またここで泣くんだから。


すると、遥斗は私の腕を引っ張った。



あ、れ?


なんで私は遥斗の腕の中なの?