気がつけばもう保健室に来ていた。


バンッと勢い良く扉を開けると飛び込んできたのは、腕に湿布を貼ってもらってる遥斗。




え?


「あら、優妃ちゃん」


そんなこと言ってる保健室の先生。



「は、遥斗の怪我は!?」

そう言うと、遥斗はわらった。

「大怪我なんてしてねーよ」

そう聞いた時、私はホッとした。


「はぁぁぁ。」

ぺたっと地面に座り込む。

「…った。 よかったよ…ふぇっ…」



いつの間にか泣いてる私。

「……ごめん」
謝ってわたしの頭を撫でる。