お弁当を食べ始めたときに、数人の男の子の声が聞こえた。


「なぁ、遥斗大丈夫かよ」

「ちょっと怪我したくらいだから平気だろ」


…え?


怪我?


遥斗に!?



私は、菜摘にお弁当を預けて、保健室まで走った。