「ばーか」

そう呟くと、私の唇に遥斗の唇を重ねた。



な、なにしてるの?




「んっ…」

漏れる声。


息ができない。




「はっ…ると…」

一向にキスをやめない遥斗。






「ちょっ!!!」

そこまで言うと、唇をやっと話した。


「……悪かった」

それだけ言って遥斗は教室から出ていった。