遥斗がねむそうに学校に来てから授業中が始まった。



ご、ご飯ちゃんと食べたかなぁ??


そう思って、聞いてみる。

「は、遥斗!ちょっと…」

「なに?」

そう言って、あまり人がいない所まで来る。


はぁ、さっきまでの女子の視線が痛い…



「ごめんね、今日ご飯食べれた?」

「あー、うん。優妃は?」

「私は食欲なくて…」

なんて、少し笑いながら言う。

「は?マジで?へーきなの?」

あーあ。

優しいな、本当に。

「うん、大丈夫。ありがとね」

そう言うと私は、教室に戻っていった。