「…もう、いいっす。先輩は、遥斗先輩のことが好きなんすよね?」

は、遥斗…っ。



「……うん、そうだったみたい。ごめんね…」


言いにくいけど、きちんと言わないと。



「…知ってました。」

泣きそうな声で話し出した。


外は雨の音がうるさい。



……雨なんか大嫌いだーー。