ラブレッスン

「あなた、私が周りにどう思われてるか聞いたことないの?」





暗いとかダサいとか、地味だとか。

遠からずも当たっていると思うわ。





そんな私に向かって綺麗?


からかわれてるとしか思えない。





『知ってますよ?けど昨日今日って話してみてわかりました。

本当は違うんだって。

話したらテンポ良く言葉返ってくるし、暗い訳じゃないじゃないですか。

人付き合いが苦手なだけでしょう?』





「〜っ!!地味なのは事実よ!」





「…着てる服に力入れてないのは、確かにそうですね…」




上から下まで眺めて真顔で言う。




『けど性格まで地味だとは話してて感じませんでした。』