『平気ですこれくらい。
それより、コレお返ししますね。
すみません。挟まってたはずだったのに渡し忘れたみたいで。』
今度こそ、私の手の中に戻ってきてくれたしおり。
手にとってようやくホッと出来た。
『明日渡さなくちゃと思って帰ろうとしたら、遠藤さんが屋上へ向かう姿見かけて。
声かけようと思ったんですけど、なんか必死だったからどうしようかと…
そんなに大事なものだとは知らずに返し忘れてすみません。』
「ううん。いいの。結城さんが拾ってくれてなかったら、
掃除のおばさんに捨てられてたのかも知れないんですもの。
本当にありがとうございました。」
折れてしまわないように大切に握りしめて深く頭を下げた。
『そんなに大切なものなんですか?その四葉のクローバのしおり。』
「ええ。父の形見のものなの。
………?」
話しててある矛盾に気がついた。
それより、コレお返ししますね。
すみません。挟まってたはずだったのに渡し忘れたみたいで。』
今度こそ、私の手の中に戻ってきてくれたしおり。
手にとってようやくホッと出来た。
『明日渡さなくちゃと思って帰ろうとしたら、遠藤さんが屋上へ向かう姿見かけて。
声かけようと思ったんですけど、なんか必死だったからどうしようかと…
そんなに大事なものだとは知らずに返し忘れてすみません。』
「ううん。いいの。結城さんが拾ってくれてなかったら、
掃除のおばさんに捨てられてたのかも知れないんですもの。
本当にありがとうございました。」
折れてしまわないように大切に握りしめて深く頭を下げた。
『そんなに大切なものなんですか?その四葉のクローバのしおり。』
「ええ。父の形見のものなの。
………?」
話しててある矛盾に気がついた。

