ラブレッスン

沢木さんのお願いが何なのか気にする余裕もなかった私はそのまま作業を続けていった。





しばらくして会議を終えた同僚達にまだ残ってる事に驚かれたけれど、皆疲れてるのかそのまま帰社していく。






『それじゃお先に失礼します。』






白岩チーフも帰って、気づけば私と相田部長の二人きりになる。






相田部長は自分の仕事が残っているのか、私が残ってる事に何も言ってこなかった。





私も気にしているだけの余裕がなくてずっと打ち込みを続ける。



























「…出来た。良かった…っ」





時刻は夜の11時近くになっていた。

すべて何とか打ち終えて…口から出た言葉に相田部長が返事を返してきた。






『チェックするから見せて?それ明日の会議に使う書類だね?』






「知って…たんですか?」





『ん…一度何をやってるのか近くまで見にいったんだけど。気づかなかった?

なんか渡した書類とは違うみたいだね。何があった?』






全然気付かなかったわ。






書類を差し出して、目を通す相田部長。





もしかして、私が終わるまで帰れずにいた?