ラブレッスン

『俺と沢木さんは仕事で関わることはないからいいですけど、由宇さんは違うでしょ?

同僚に冷たい態度とって、後で何かあったときに助けて貰えなかったら困るのは由宇さんだ。

そういうのも考えて対応して欲しいだけです。』







「たかだかお昼断った位で手のひら返されても困らないわよ。」





今まで私が仕事に困ってたって皆知らん振りしてたのよ?





仕事で困ったって一人でなんとか乗り越えて来てたわ。






言い放った私をジッと見つめながら立ち上がった結城歩の言い知れぬ雰囲気に一歩後ずさってしまった。






『由宇さん、頑固すぎて可愛くないです。

少しは愛想良くしてれば、前の容姿でも由宇さんを見る目は少しか違ったでしょうに。

色気云々よりまずはもう少し人見知りな性格直した方がいいですよ?』