ラブレッスン

「さっき似たような事言ってる同僚がいたわ。

一人で食べるのは味気ないって。」





結城歩の視線が気恥ずかしくて、気を逸らしたい一心から横山くんも結城歩みたいな事を言ってたと思い出して話した。






『それどんな状況で言われたんです?』





ちょっとだけ低い声になった結城歩に何かおかしな事言ったかしらと、ビクつきながら説明すると。






『由宇さん鈍すぎ。その人由宇さんに気があるんですよ。』






ため息をつかれながら言われて驚いた。






「まさか。昼に誘われたくらいでそんな風に考えるのはおかしいわ。」





だって毎日顔も合わせて、別に何かされたり言われたわけじゃないもの。





さっきだって、たまたま同じ時間にお昼に入ろうとしたからっていう社交辞令でしょう?







『今まで似たような状況で誘われた事は?ないでしょう?』






……確かにない。




だけど。





「仮にそうだとして、断ったんだからいいじゃないの。何故ため息をつかれなきゃいけないの?」