ラブレッスン

『すみません。こないだ誘惑しろなんて言ったからですよね?

由宇さんにはまだちょっと早すぎる要求でしたよね。
そんな事言わないように気を付けますから。

だから…あからさまに避けないで下さい。

由宇さんの作ったもの、美味しいんですけど、一人で食べると味気なくて。

由宇さんが忙しいなら手の空いた時間に俺が合わせますから。

だからお弁当渡して逃げるようにいなくならないで。』







言われた言葉に胸がきゅっと苦しくなってしまった。





ズルいわ。






そんなの断れるわけないじゃないの。






避けてたのは私なのに、こうして二人でいて思うことは。





いつかは終わりがくる
たとえ一時的なものでも、

側にいたいーー






そんな気持ちで一杯になるんだもの。







私には相田部長がいるのに。





私が好きだと言うのを待つと言ってくれた相田部長を裏切る事だってわかってても



「わかったわ。お昼に入る少し前に連絡できるように頑張るわ。
無理な時は文句言わずに一人で食べてよ?」



結城歩と過ごす時間を大切にしたいと思ってしまう。


『子供相手に言うような口調やめて下さいよ。』





苦笑しながらも嬉しそうに見えてしまうのは私の勝手な色眼鏡?