ラブレッスン

『いや。構わないよ。僕らも帰るところだったから。』





相田部長が答えた後は無言が続いた。





結城歩も何かを察したように何も聞いてこなかった。





ぐぅ〜






そんな中で間が悪く私のお腹が、あり得ないくらい大きな音を立てて鳴ってしまった。






隣に立っていた相田部長にも、入り口付近に立っていた結城歩にも聞こえたようで、二人して私を見てくる。







さ、サイアクだわ。





お昼抜きだったとはいえ、何もこんな時に鳴らなくてもいいのに!




「あのっ!お昼食べるの忘れててっ…すみません」





本当は食べ損ねたんだけどね。と心の中で呟いて
お腹を押さえて真っ赤になる私にクスクスと笑いながら結城歩が声をかけてくる。





『だったらこれから何か食べにいきましょうか。』






けれどそれに答えたのは私ではなくて相田部長だった。