この桜の下で…

━━━━━━━小さい頃


私がボール遊びをしてる時にボールが転がって道路に行ってしまった。

そのボールは大好きなおじいちゃんからくれたものだからあぶないとおもって飛び出た。その時にトラックにはねられた。


幸いトラックはブレーキをしてて、スピードがゆるかったため、大事故にならなかったし、軽傷ですんだ。

母親に心配されるかと思ったら違った。


「くれは!!」


「お母さん…」

大丈夫だった?って言われて何もなくてよかったって優しく抱きしめてくれるかと期待してた自分が甘かった。



パシッ!


病院中にその音が響いた。


「…っ!!」


「なにしてるの!!!どうして道路に飛び出たりなんかしたの!!危ないでしょ!!」

っていうかと思ったら


「なにしてるの!!!もうやめてよ!こっちは忙しいのに仕事増やさないでよ!誰のおかげてここまで生きてこれたと思ってんの!?
いい加減にしなさいよ!!ボールで遊んでる暇があったら少しはたいがいにしたらどう??
ホントにむかつくったらありゃしない!
私の会社の名誉に傷がつくでしょ!?
あんたは黙ってアタシに従うのよ!
ろくに何もできないくせにちんたらチンタラ遊んでおまけにひかれたですって??
わらわせないでちょうだい。」





いきなりびんたしておまけにろくなことはかれて。
幸せって感じたことなんて一度もない。


「このボールもういらないでしょ?」

そう言って私の目の前で針をさして空気を抜き、破り捨てた。

「どうして?どうしてこんなことするの!」

私は泣きながらむざんなすがたになったぼーるをあつめた。

「はーっ?なに。貧乏くさいことしないでくれる?こんな汚いボールいらないでしょ??
新しいの買ってあげるから。」

なにそれ。





もう、こんなのいやだ。だからおやにめいわくはかけたくなかった。、


迷惑かけると大切なものまで奪われてしまうかもしれないから。