「なっ!おまえ何言って…!」
目を見開いて、焦った様子でイスを乗り出す八王子さん。
「だってほんとのことじゃん?」
ふふっと笑って、美香さんは人差し指を立てた。
いたずらっぽく細められた大きな瞳。
すごいかわいい。こういうのを小悪魔っていうんだろうな。
「で、どうなの悠里ちゃん?咲人は甘えてきたりする?」
感心しているうちに、美香さんの視線は私に向けられていた。
「え…!?」
あ、甘える!?
八王子さんが!?
そんなの想像つかないというか、私の知ってる八王子さんじゃありえないよ!!
でも。
恋人の前だけで甘える人もいるよね…?
そう考えれば違うとは言い切れないし!
うーん!なんて答えていいかわかんないよ!
「どうなの?」と聞いてくる3人に焦っていると
「あー、もう!
答えるから!俺が答えるからおまえら黙れ!」
頭を抱えながら会話を遮る八王子さん。
「きゃ~」と、してやったりな笑顔の美香さん。
みんな興味津々な瞳で八王子さんを見つめる。
八王子さん…!
なんて答えるんだろ…!

