そんな八王子さんの様子に、周りが「なんだなんだ」とざわつき始める。
男の人は焦ったように、視線を泳がせると
「わ、わかった!次からは気いつけろよ!」
バツの悪そうに吐き捨て、そそくさとその場を立ち去って行った。
男がいなくなったのを見送ると
八王子さんは「はぁっ…」と大きなため息をついた。
「……まったく、おまえらは何やってんだ」
「「すみません」」
私達はしょんぼりと頭を下げる。
その様子を見ながら、八王子さんは呆れたようにため息をついた。
「まあいい。もうすぐ会も締めるから席に……!」
そう言いかけて、八王子さんはハッとしたように目を見開いた。
「佐田、席に戻ってろ」
「えっ、は…はい」
私のを心配そうな顔で振り返りながらも、佐田君は先に席へと戻っていった。
そろそろ一次会も終わりの時間……
「私も戻った方いいですよね…!」

