言った…!!!
とても合格点には届かないくらい、ちっちゃな声。
それでも、私に待っていたご褒美は120点レベルのもので。
「……できるじゃん、悠里」
優しげにふっと笑みを漏らした彼。
”悠里”と呼ばれた名前が魔法のように……
──…ドキン
心をくすぐるんだ。
ぽんぽんと頭を撫でる大きな手と、色っぽくも、優しくも見える笑顔。
こんなのずるい。
なんて、熱くなった顔を押さえながら思う。
佐田君は今日、八王子さんは笑った方がモテるって言ってたけどね。
こんな笑顔見せられたらさ、
世界中の女の子が恋に落ちてしまうよ──…
「…………//」
見惚れてしまって、ただ立ち尽くしていると。
「いつまでぼーっとしてんだよ。俺の顔になんかついてるか?」
「………っ!!!」

