アフター7の婚約者サマ!?




「よ、よろしくお願いします……!」


かぁあっ//と顔は熱くなるし、声も震えてしまう。

こんなんで私に婚約者なんか務まるの……!?


不安に押しつぶされかけて、項垂れていると



「お前さ…」

「……っひゃ!」



ツンと、正面から指でおでこを突かれて、思わずのけぞる。



「挙動不審すぎ。そんなんじゃ小学生にも見抜かれるっつうの。意外と上がり症なんだな」



笑いながら言われてしまった。


なんか、バカにされてるような……!



「緊張するに決まってるじゃないですか。上司の婚約者なんてどうしていいかわからないですもん……」



言えないけど、好きな人なんだし。


むうと口を尖らせると、八王子さんは「仕方ねえな」と笑った。


「とりあえず、俺のことは”八王子さん”じゃなくて”咲人”って呼べ。それだけで恋人らしく見えるだろ」

「………っ!」