「別にいい。おまえもどうせ佐田に巻き込まれたんだろうから、説教する気はない」
「はい…」
八王子さん。
やっぱり優しい……
ホッと胸を撫で下ろしたのもつかの間。
「……けどな」
「え?」
「世の中には連帯責任って言葉があるんだよ」
仕事のときのような冷めた言い方。
「れんたい…せきにん?」
「あぁ。社会人ならわかるだろ」
「……はい」
サラッと八王子さんは言い放ったけど…。
連帯責任ってことは、私も責任を取るんだよね?
私が八王子さんにできることってあるのかな。
「今夜のことで、俺は友達に婚約者がいないってことがバレてしまったわけ。
正直言ってかなり困ってる」
淡々と並べられた言葉。
八王子さんがなんで友達に嘘をついているのかはわからないけど……。
こうなってしまったのは私達のせいだ。
心が痛い……
「わ、私にできることならなんでもします…!!
だからほんとに、すみませんでした!!」

