アフター7の婚約者サマ!?


「うん、わかった」

「ごめんね、佐田君」

「気にすんなって」


佐田君はクスッと笑って、そして「ほら、涙拭きな」と、私の前にハンカチを差し出してくれた。

「うん……」

涙を拭いて、顔を上げると、佐田君の笑顔が見えた。ほんの少し悲しさの混じった、今まででいちばん優しい笑顔。


「佐田くん…好きって言ってくれてありがとう」


いっつもいたずらばっかりで、世渡り上手で、いろいろなことに気づいてくれる。

私のたった一人の同期。その一人が佐田君でよかったってすごく思ってる。

ねぇ、佐田君……。

ありがとう。

あなたに出会えてよかったです……。