アフター7の婚約者サマ!?


「ほら、行くぞっ!早くしないと八王子さん達の話終わっちゃうぜっ!」


差し出された手。

顔を上げると、いつものおどけた佐田君の笑顔があった。

「あ、うん……」

佐田君の手を掴むと、佐田君はグィッーと私の手を引いて起き上がらせて、そして耳元で囁いた。


「好きだ」

「……っ!?」


え、えぇーーー!?

不意打ちに思わず佐田君を見ると、佐田君は舌を出した。

「ドッキリ成功!予想以上に驚いてるなっ」

ど……

「どっきり……!?」

全然ついていけないよ……。

冗談だと聞いても、ドキドキと胸は鳴りやまなくて。

立ち尽くしていると、佐田君は私の背中を押して、ドアのほうへ歩かせる。