アフター7の婚約者サマ!?


「八王子さんのこと、気にしてんだろ?」


どうしたのか、じゃなくて、はっきりとそう聞いてきた。

ずっと前から私の気持ちに気づいていた佐田君は、今回も大当たり。

厨二病じゃなくてエスパーなのかな、佐田君は。


「うん……」

「そっか。おまえも大変だな」

「はは。そう、だね」


佐田君は八王子さんの出て行った扉を見つめて、ため息をつく。

けれど、もう一度私のほうを向いて、私のおでこをトンと指でついた。

「…な、何っ」

「いーこと思いついた」

ニヤリと笑うと、佐田君は私の耳元に顔を寄せて、そして小声で囁いた。


「見に行かない?」

「……え?」

「八王子さんとモデルの子の様子!」

「えぇーっ!?」


思わず叫んでしまった。