美香を幸せにしてくれる人ー…。
その人が現れるまでは、俺は美香を支えていようと思った。
恋人から友達という立場に変わっただけで、それからも俺はずっと美香の傍にいた。
航平、奈美を交えたグループでの付き合いは変わらず続いていたし、時間があれば2人で出かけることもあった。
ただ恋人であったときよりは連絡を取り合う頻度を抑えたりとか、2人で出かけても夜8時までにはアパートに送るとか。
友達としての距離を心掛けながら……。
そうしているうちに大学を卒業して、俺達4人はそれぞれ違う会社に就職した。
みんな仕事が忙しいし、新しい付き合いも大事になってくるから、大学のときみたいに毎日は会えなくなった。

