毎日ずっと一緒にいるなんて、家族でも中々できることじゃない。
俺や美香が一緒にいたいと思っていても、忙しい日々が次第にそれを許してはくれなくなった。
美香と付き合ってから2年がたち、大学3年。
後半にもなる就活が始まり、友達が大手企業への内定を決めたり、大学院への進学を言い出したり。皆が将来について動き出すようになった。
俺は大学に入るときから、出版社で働きたいという思いがあって、その方向で就職活動をしていた。
けれども大手企業に就職するためには、難関の試験を突破しなくてはならなかった。
美香は、俺に自分と同じ会社に就職してほしかったみたいだけど、俺は夢を諦めらずにかねてから目指していた出版社を受けることに決めた。
そこから少しずつ俺達の関係はおかしくなっていったんだ。

