アフター7の婚約者サマ!?



「もうアイツとは別れろ。
俺が傍にいるから。美香のこと幸せにするから」


美香が俺をどう思っているかなんてわからない。それでも伝えたかった。それくらいに美香に惚れてたんだ。

美香はしばらくうつむいていたが、やがて肩を震わせながら口を開いた。


「………うん」


涙交じりの小さな声。それでも震える手で、俺の手を握り返してくれた。

ドオォオン!

その瞬間花火が黒い空に鮮やかに咲いた。祭りも終わりに近づいているんだろう。


「きれい…」

「そうだな」

「咲人と見れて良かった……」


花火に照らされながら笑顔を見せる美香。きっとそれは心からの笑顔だと思う。

だってその表情は、夜空に咲くどんな花火よりも綺麗だったからー……。


その夜。

美香は彼氏と別れて、俺の彼女になった。


それからは幸せだった。美香に約束したとおり、絶対幸せにしてやるって思ってた。