アフター7の婚約者サマ!?



「関係あるさ」

「え……?」


美香がどう思っていようと俺には関係ある。だって……。


「俺が嫌なんだよ!こうやっておまえが一人で泣いてるのを見てるのは!」

「何それ……。
私……泣いてなんか…っ!」


声を上げる美香の頭をグイッと自分の胸に押し付け、それ以上を言わせなかなった。

腕を美香の肩に回す。そしてもう片方の手を、グーにしたまま震える美香の手に重ねる。

ビクッとなって一瞬グーが解けた手のひらを強く握ったんだ。


「……好きだ」


その言葉は自然と口から出ていた。


最初は同情心だったのかもしれない。けれども、悲しげな笑顔を見たあの日。感じた想いは同情なんかじゃない。

美香の心からの笑顔がみたいって本気で思った。そして心から笑わせてやりたいとも思った。

こんなにも好きになっていたんだよ、美香のこと。