『咲人!突然押しかけちゃってごめんね!』
眉を八の字にして、両手を合わせる美香さん。
「……なんで」
八王子さんは具合悪そうな顔のまま、呆然と立ち尽くして、画面を見つめている。
『康平から咲人が倒れたって聞いて、心配で来ちゃった!
栄養ありそうなものとか色々買ってきたから、中入れてくれないかな?
って咲人?聞こえてる?おーい!』
何度も″咲人″″咲人″と呼んでも、八王子さんは固まったままだ。
八王子さん……?
どうしよう、声を掛けたほういいのかな。
思いながら、八王子さんのほうを向くと、スローモーションで彼の体が傾いていくのが見えて……。
ダンッ!!!!
次には、床に倒れていた。
「八王子さんっ!?」

