その声に対し、顔はいたずらを思いついた子供みたいな笑顔なのだけど。
「八王子さんってさ、水曜日何してんだろうな?」
「えっ?」
思わず声が裏返った。まるで心を読まれていたかのような発言。
「だってさ~、残業の鬼の八王子さんが水曜は絶対定時に帰るじゃん。
………気にならねえ?」
なんて怪しい笑みを浮かべつつ、佐田君は八王子さんを横目で見つめた。
幸い、私が動揺していることには気づかれていないみたい。
ホッと胸を撫で下ろす。
「そりゃ気になるけど。それはプライベートの問題だし」
八王子さんのこと……
かなり気になっているけど、わざわざ聞ける立場でもない。
すごく知りたいけど……!!
「俺さ~、考えてみたんだけど、実は八王子さん、彼女に会ってんじゃない?」
「か、彼女……!?」

