アフター7の婚約者サマ!?


「わかった!もし泣きたくなったら、俺に連絡しろよ!
ここはいつでも空いてるぞっ!」

冗談ぽく言って、両手を広げて見せた。

佐田君の腕の中って……!


「そうならないことを祈ります」

「おい、おまえ失礼だぞ!?」

「あはははっ!」


中二病だけど、佐田君と話してると私も笑顔になれる。

これから振られちゃうかもしれないのに、心が少しだけなくなった気がした。

佐田君をビルのエントランスまで送り、そこで私も八王子さんを待つことにした。

10分くらいって言ってたから、もう少しで来るかな?

ビルに出入りする人を見つめていると、中から手を上げてこちらへ歩いてくる。


「八王子さん。お疲れさまでした」

「悪い、待たせたな。ここで立ち話するのもあれだし、場所を変えようか」