一旦休憩ということになり、エレベーター近くの椅子に腰かける。
外に出て仕事するのは、やっぱり緊張するな……!
ふぅっと一息ついていると、佐田君が隣の椅子に座った。
「ふぁあ~。疲れたな~」
あくび交じりの声で言って、佐田君は大きく伸びをする。
「佐田……!仕事中だぞ」
正面から歩いてきた八王子さんが、佐田君を睨みながら何かを差し出す。
「……冷たっ!!」
頬につけられたコーヒーの缶に、佐田君がビクッと肩を震わせた。
「少しは目ぇ覚めただろ」
そう言って、佐田君の手に缶を置く八王子さん。
「ば、ばっちり覚めました……!」
佐田君が肩をすくめる横で、八王子さんはもう一本持っていた缶を私に差し出した。
「お疲れ」
「ありがとうございます」

