アフター7の婚約者サマ!?


「あっという間だったな」

「そうですね」


二人で並んで夜の公園を歩いていく。


最初は手を繋ぐなんて、ドキドキしすぎて信じられなかった。


けれど、今はどちらともなく自然と繋がれた手。


手のひらの温かさが心まで満たしてくれる。


「今日はありがとな。付き合ってくれて」

「はい、すごく楽しかったです
こちらこそありがとうございました!」


笑顔で八王子さんを見上げると、八王子さんも優しく微笑み返してくれた。


「良かった。
俺のこと知ってとか言っといて、幻滅されないか心配してたんだ」

「幻滅どころか、いいところを見つけてばかりでしたよ」


お店のチョイスも、エスコートも全て完璧なんだもん。

八王子さんの隣にいていいのか、心配だったのは私のほう。


「ありがとな。
でも、いいところなら俺のほうが見つけたと思うよ」

「え?」


いいところって……私の?