アフター7の婚約者サマ!?


どうするのかな…

と思い八王子さんを見つめると、八王子さんは未だにスクリーンをぼんやりと見つめていて。


「八王子さん…?」


名前を呼ぶと八王子さんはハッとしたような顔を浮かべる。


「あぁ…行くか」


八王子さんは私の手から空の紙コップを取ると、足早に回収場所のほうまで行ってしまう。


少し離れた場所に見えた八王子さんの横顔は、少しうかなそうな表情。


なんか…顔色が悪いような?


やっぱり恋愛映画は面白くなかったのかな?


そのまま映画館を出て、お昼ごはんは八王子さんのお気に入りの洋食料理店になった。


カウンターのあるお洒落なお店で、店内から海が見える。


ウェイターさんが赤い表紙のメニューとワイングラスに入った水を持ってきてくれて、やっと一息つく。