アフター7の婚約者サマ!?


「たまにはいいかなって思って。
女子はアクションより恋愛モノが好きそうじゃん」

「さすが八王子さん、ご名答です!」

「あれを見て、怯える姫川を眺めるのも楽しそうだったけどな」


『ショッキング・ザ・ゾンビ』の看板を指さしながら、八王子さんはクスッと笑った。


「ダダダダダダメです!それだけは…!」


想像しただけで足がガタガタと震えてくる。


「ははっ。おまえほんと面白いリアクションするな。
からかいがいがあるよ」

「も、もう…!」


頬を膨らませながら顔を逸らすと、グイッと手を引かれて、顔を近づけられた。


「ごめん、意地悪しすぎた。許して」


そうやって真っ直ぐ見つめられるとほら…

また心臓がうるさくなって鳴りやまない。


「……」


目を合わせることすら恥ずかしくて、私は視線を逸らしたままコクンと頷いた。

すると、八王子さんの顔が優しい笑みをたたえる。