先生は救世主

「なんで、そんな可愛いこと言うんだよ。
しかも、修学旅行で。」


「え？どういうこと？
修学旅行と関係あるの？」


「だって、バレたらだめだから、キスとかできないじゃん。」


「……変態。」


「ふっ。嘘だよ、嘘。
大事にするつもりでいるから、そんなに簡単に手を出すつもりはない。

それに、明梨嗄にほかに好きな奴できたら、そいつのとこ行けるように。」


「……できないよ。
あたしには、慶助さんしかいないよ？」


「……ああ。ありがとう。
俺も明梨嗄だけだ。」