「うん。 そしたら今度は、泳ごうね。」 「やっぱ、泳ぎたかったんだ?」 「まあ、少しは。 でも、この海見られてよかった。 泳ぐよりも、何十倍も楽しかった。」 「よかったな。」 「うん。」 こうしていると、教師と生徒だってことを、忘れてしまう。 なんで、こんな形で、出会っちゃったんだろう。