おバカな生徒会☆革命



「もうっ! あたしなんか暑くって暑くって、汗ダラダラなのに!」


 爽やかな風を吹かせて、生徒会室に入って来た怜央の顔には汗ひとつ浮かんでいない。


「いや、ちょっとファンに囲まれちゃってね……。遅くなってごめん」


「自慢か!」


 倫子の機嫌はすぐになおりそうもなく、はぁっと息をついて怜央は腰かけた。