「そこで、募金に救われたんだ。他にも、ボランティアの人が来てくださったりして……本当にありがたかった。だから僕は、募金活動、やりたいんだ」 きゃぴきゃぴとした女子の集団が登校して来て、倫子の方が近かったのに、わざわざ怜央のところまでお金を入れに行った。 その後も何人か通り過ぎたけど、お金が集まるのは怜央のところだけ。 「ね? 僕がいてよかったでしょ?」 怜央が得意顔で笑った。