だが、可愛い箱を作ろうと思えば思うほどそれは手間のかかるもので、一時間ほど奮闘した倫子はすっかり疲れ果てていた。 もともとが、あまり手先が器用ではないのだ。 画用紙で切ったクマはぐちゃぐちゃだし、段ボールの箱は少しつぶれている。 すると、はさみを持つ倫子の上に影がさした。