「生徒会なんてダサい活動、成紀がやりたがるはずないよなぁ?」 成紀が何かを言いかけていたのに、また先輩が遮ってしまった。 「なぁ、成紀?」 先輩が成紀の肩に腕をかけて。 倫子の目から見ても、それは脅しているようにしか見えなかった。 「……はい」 成紀は肩を組まれたまま、先輩に連れて行かれていく。 その口が一言、 「ごめん」 と動いたように見えた。