おバカな生徒会☆革命



 ボスと戦うこと数分。


「会長!」


 頭上から降ってきた声に、怪訝な顔で振り向く。


 たったひとりでボスと戦っている倫子は、とんでもなく機嫌が悪かった。


 そんな倫子に声を、それも元気いっぱいにかけてくるとは、どんな奴だ。


「あぁ、成紀くん」


 予想通りと言えば、予想通り。


 成紀が笑顔で、待機していた。