真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

「ね?」


っ…上目遣いとかありかよっ!


反則じゃねぇのっ?///


「っ〜わかった。気を付けて帰れよ?」


「大丈夫!私が襲われることはないから!」


「はぁ…」


なんでこんなに無自覚なんだろうな。


余計に心配だ。


やっぱり実虹を呼んで送らせるか?


…そんなことしても、星川が怒るだけか。


触らぬ神に祟りなしっていうし。


「家についたら連絡しろよ」


「…番号知らないよ?」


星川に言われて気づいた。


そういや、番号交換してなかったな。


学校だったら隣の席だから、紙に書いて伝えていたし。


倉庫にいる時は実虹が連絡してくれてたからな。


今になって気づくとか…。


よく今日会えたなって思うよ。


「今さらだけど、交換してくれるか?」


「もちろん!」


ほっ…。


少し安心。


これで無理とか言われたらへこむぞ。