真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

「はぁ…わかった。貼るよ」


「ありがとう」


笑顔でお礼を言われるのは嬉しいが…俺の身にもなってほしいよ…。


ここで理性と負けたら嫌われの一直線だな。


「キャミ上げるぞ」


「うん。あ、裾持っとくね」


キャミの裾を持っててくれるのはありがたいが、本当に理性持つだろうか。


微妙になってきた…。


「このくらいで大丈夫?」


「ああ、大丈夫だ」


キャミの下から現れたのは、紫色になった大きなアザ。


見ただけでも、どんだけ痛いのかわかるほどだ。


それなのに、笑っている星川はすげぇと思う。






「…俺のせいだよな」


元はと言えば、星川を姫にした俺の責任。


俺がしっかりしていれば、星川がこんな目に合うこともなかっただろう。


そう思うと、やるせない気持ちでいっぱいになる。