真面目総長のお気に入り〜元姫の秘密〜

だけどそれは嬉しい気持ちよりも、複雑に近い。


自分は何を言われてもいい。


だけど俺たちのことは何も言うな?


それは違う。


自分のことを犠牲にしてほしいわけじゃねぇんだよ。


自分のことも大切にしてほしい。


そう思うのは俺のエゴなのだろうか。


「こんな私を友達のように接してくれる神風くん達の大切な仲間だから。私はみんなに認められたいと思っています。冷静な判断、お願いします」


ぺこりとお辞儀をする星川。


その瞬間に起こる拍手。


「ふっ、冷静な判断はいらねぇみたいだぜ。みんな星川を認めたってさ」


みんなが笑顔なのがその証拠だ。


きっと、星川の言葉に感動したのだろう。


俺も、その内の1人だし。


「星川さんなら姫賛成です!」


「どんな奴からでも守ってみせます!」


「安心してください!」


本当に、ここの奴らはいい奴ばかりだ。


だからこそ、俺はここを居場所と思えるんだ。